2012年3月2日金曜日

減らすために・・・


おはようございます!きぬたくです。
本日の鬼怒川温泉は、先ほどより雨が降り始めました。
少しずつ春の気配を感じる今日この頃です。

さて、予告編から、ちょっと経ってしまいましたが・・・

2月27日(月)、タクシー・バス乗務員を対象とした、
「移入自殺者対策研修会」
に、きぬたくの乗務員さんと参加してきました。

「移入自殺者」とは、居住していた自治体以外の場所で自殺された方で、残念なことに、日光市は、この移入自殺者数が、県内で一番高く、また、全国的にも4位になっているそうです。
そのような現状を踏まえ、自殺される方が、現地まで利用する可能性のある交通手段の乗務員を対象に、今回の研修が開催されました。

内容としては・・・
県の方から、移入自殺者の状況と取組についての説明

対策の一つとして、県から委託され、巡回監視業務をされている警備会社の方からの実際の保護事例の報告

自殺者のこころの状態に関する講話と、実際にどう声をかけるか?といった演習が行われました。

特に、演習の中では、実際にそのような方に遭遇された乗務員さんが、必死になって話題を探し、飛び出して来た鹿を見て、「お客さん、し、鹿です!!!」と言った途端泣き出されて、無事に戻ってきたという経験談が出たり・・・

反対に、心配になって声をかけたら、逆切れされたりと、お客様への声のかけ方は、難しいという意見も多く出ました。

また、実際、夜、山中や人気のないところへの運行を、お願いされた場合、強盗など、自分の身の危険を感じるなど、不安の声も・・・

日々お客様と接する乗務員さんの、苦労と緊張感が垣間見えた瞬間でもありました。

きぬたくと致しましては、今後、このような研修には積極的に参加して、乗務員さんのスキルアップを図ると同時に、日光に来たお客様が、癒されて帰られるような、明るい観光地に、さらに発展していけるように、微力ながら、がんばっていきたいと思います!

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